Emacs を使うなかで設定ファイル(通称 .emacs)を複数の環境で共有したい場合があります。複数のOS(Windows & Linux など)で1つの .emacs を共有する時や、 tramp(Windows なら plink)で他の端末にリモートログインしたりする時ですね。
こういう時に、ログイン名(ユーザー名)で処理を切り替えると便利なときがあります。例えばこっちの環境ではProxyの設定が必要だけどあっちの環境ではProxyの設定は不要、とかですね。そんなときは、 user-login-name を使いましょう。下記は、ログイン名(ユーザー名)が「hoge_user_name」の時だけプロキシ設定をする記述する例です。
;; ログイン名に応じてプロキシの設定を行う. (if (equal (user-login-name) "hoge_user_name") (setq url-proxy-services '(("http" . "proxy.hoge.co.jp:8080") ("https" . "proxy.hoge.co.jp:8080") )))
(user-login-name) の閉じカッコのところでCtrl-x Ctrl-e としてください。Emacs の最下部のエコーエリアにログイン名(ユーザー名)が表示されるはずです。万が一 nil と出たら、スペルミスなど疑ってみてください。
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