ARM社純正コンパイラ(RVDS/armcc)のラインセンス使用率を調べる

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開発でARM社純正コンパイラ(RVDS, armcc)を使っていると、どのくらいのライセンスが使用されているかを調べたくなるときがあります。使用率に合わせてライセンス契約数を調整してラインセンス費用を最適化するためですね。

ライセンスの利用率は RVDS の提供している

mutil lmstat -a -c

で調べられます。ですがこれだとその一瞬のライセンス使用率しかわからないので「どの時間帯が使用率のピークなのか?」がわかりません。

上記のコマンドを定期的に実行してそれをもとにグラフを書くプログラムを組めばいいんですが、正直、めんどくさいです。そんなあなたに朗報。慈悲深い ARM社様がまさにそれを実行するツールを配布してくれています。ここの ARM社のサイト(英語)からゲットしてください。

定期的にデータを取得する、およびそれをCSV形式のファイルにするのにPerlを使い、そのCSVファイルをMS ExcelのVBAでグラフ化してくれます。ただ、MS Excel 2003向けに作られているのでそのまま実行するとグラフを作るときにVBAがこけます。その場合はあわてずに、エラーメッセージボックスの「デバッグ」を押してVBAのコード画面を開き、エラーの出ている行を1行コメントアウトすればよいです。具体的には

Sheets.Add Type:="Worksheet"

て書いてある行のことです。これでいい感じにグラフを描いてくれますよ。

追記 2016-08-23
下記のグラフのような感じですね。

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