今回は、Emacs の scratch バッファの初期メッセージについてです。
Emacs を起動をすると、Emacs のロゴがでかでかと描かれた起動画面(スプラッシュ画面)が表示されます。そしてその後に scratch バッファが表示されます。通常、scratch バッファはこんな感じです。
何やら3行ほどメッセージが書いてありますね。もう何度も見ているので飽きてきてしまいます。ですが、実はこのメッセージは initial-scratch-message を設定することで変更できます。例えば Emacs 初期化ファイル (.emacs, .emacs.d/init.el)に下記の設定をしてみます。
(setq initial-scratch-message "Hello, Emacs world!")
すると、下記のようにメッセージを変更することができます。この例では古えから伝わる Hello, world にしてみました。好みで、座右の銘を書いておくのもいいのではないでしょうか。
さて、この段階で察しの良い方はお気づきかも知れませんが、メッセージを空に設定すると、scratch バッファのメッセージを消すことができます。設定はこんな感じ。
(setq initial-scratch-message "")
下記のように何も書かれていないscratchバッファが表示されます。スッキリして良いですね!
「Emacs の起動画面を無効化する」を設定して、かつ、上記のようにscratchバッファのメッセージを空に設定すると、Emacs 起動直後にまっさらな scratch バッファが開いてスッキリ感がありますね。個人的にはその設定がシンプルで好きです。
以上、scratch バッファのメッセージの変更、表示しない方法でした!
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