ケンジントンのトラックボールを使っていたのですが、左クリックが効かなくなってしまいました。
ケンジントンは5年保証なのですがそれも過ぎてしまっておりダメ元で修理してみました。
結果うまく治ったので、その方法をかいておきます。何かの参考になれば。
ちなみにSlimBlade という製品で、いまでも13000円くらいします……。
直らなかったら泣いちゃうとこでした。
ちなみに SlimBlade というのは下記の製品です。
修理に必要なものを調達する
今回の修理の内容は、スイッチに接点活性剤をかけてみて回復することを祈るというものです。
部品交換などはしなかったのでそれほど道具は必要ありません。
精密ドライバ
分解するのに必須です。100均のものでも大丈夫です。ただ結構ネジが硬いので腕力がいります。
ちょっとお値段しますが下記のようなちゃんとしたものだとトルクがあって回しやすいかもしれません。
工作が苦手な人はへたにねじ回してなめちゃうよりこういうのを買ったほうがいいかもしれません。
接点復活剤
電子部品の接触をよくするものです。今回はきかなくなったスイッチにかけました。
いろんな種類があるようですが私は下記のものを使いました。556でお馴染みの呉工業のやつですね。
接着剤
分解するのに裏のゴム足などを剥がします。あとでそれをつけるために接着剤が必要です。
そんなに接着力は必要ないので何でもいいのですが、私は下記のゴム用接着剤を使いました。
アロンアルファなどの瞬間接着剤は固くなってしまい柔らかいゴムとなじまないので避けたほうがいいかもです。
シール剥がし
分解するときに裏のゴムを剥がしますが、そのときに使用します。普通のシール剥がしで問題ないと思います。
わたしはZippoオイルで代用しました。昔は家電量販店でもシール跡剥がしに使ってました。
分解して修理
道具がそろえばあとは意外と簡単です。
まずトラックボールを裏返します。すると四隅にゴム足、真ん中に丸いゴムがあります。
この中にネジが隠れています。
シール剥がしをつけながらゴムを剥がしていきます。はがしたゴムはあとで元に戻すのでなくさないように。
これでネジが見えます。全部で7つです。これを外します。
ネジを剥がしたら、ぱかっと開けます。ちょっと硬いのでかるくドライバーでこじ開けました。
開けると緑の基板が見えると思います。この基板にもネジが3つあります。これも外します。
ネジを外したらゆっくりと基板を持ち上げます。白いフレキで筐体とつながっているので無理に引っ張らないでください。
すると黒いスイッチが見えます。
あとはここに接点活性剤をスプレーします。割と多めにかけても大丈夫そうです。
そのあと少し時間を置いてから、PCに接続してスイッチが効くようになったか確認します。
まだ効かないようだったら、PCから外したうえで再度スプレーかけてみます。
私はこれで復活できました!
あとは開けた順と逆順でネジを閉めます。
ネジを全部閉めたらゴム足と丸いゴムを接着剤でくっつけます。
万が一また開けるときのことを考えて、ネジには接着剤がつかないように気をつけてください。
これで作業は終わりです。
まとめ
今回はKensingtonの SlimBladeのボタンを修理しました。他の製品でも開けることさえできれば同じ要領で直せるかもしれません。
保証期間が過ぎている場合はダメ元でトライしてみてもいいと思います!
ちなみにですが、トラックボールでなくマウスだと下記がおすすめです。
高いけど何年も使うものですしね!
コメント